漢方診療(成人・小児)

漢方診療(成人・小児)乳幼児から高齢者までの漢方診療(保険診療)に対応いたします。
冷え症、肩こり、こむら返り、イライラ、夜泣き、食後の眠気、ほてりなど、西洋医学では通常病気として扱われない症状がたくさんあります。これらも軽度であれば我慢できますが、重度となれば非常につらいものです。漢方薬は急性疾患・慢性疾患の治療のみならず、これらの症状についても治療できる特徴があります。
来院時に問診票をご記入いただきますので、いつからどのような症状があるのかご確認お願いいたします。なお、WEB予約の際にWEB問診票をご記入いただければ、クリニックでの記入は不要です。

お持ちいただくもの

  • 保険証(マイナンバーカードには対応しておりませんので、必ず保険証をご持参ください)
  • 医療証や受給者証(こども医療、自立支援医療など)のある方はご持参ください。
  • 診察券
  • 他院で薬を処方されている方はお薬手帳などもご持参ください。

主な対象疾患・症状

見立て

東洋医学では、同じ症状であっても、証に応じて、お一人お一人に合った薬お薬を選びます。
証とは、体力・抵抗力・症状の現れ方などの個人差をあらわす概念で、一言で言えば体質のようなものです。生体に外的因子が加わった際の反応のタイプ「陰陽」と、反応の程度「虚実」から判定します。さらに、陰陽の表れ方によって、病気を6つのステージに分類します(六病位)。

陽証 陰証
熱性 寒性
活動的
暑がり、薄着を好む
喉が渇きやすい、冷たい飲み物を好む
長湯が嫌い、冷房が好き
冷やすと症状が軽減
顔面紅潮
非活動的
寒がり・厚着を好む
喉が渇きにくい、温かい飲み物を好む
長湯が好き、冷房が嫌い
冷えると症状が悪化、温めると軽減
顔面蒼白
実証 虚証
病気に対する身体の反応が強い
元来、体力のある人に多い
病気に対する身体の反応が弱い
元来、体力のない人に多い
活気あり、眼光・声色に力がある
がっしりした体格
便秘をしやすい
症状が激しい(激しい痛みや腫れなど)
脈診で脈力強、腹診で腹力充実
活気がない、眼光・声色に力がない
華奢な体格
下痢をしやすい
症状が穏やか(鈍い痛みや違和感など)
脈診で脈力弱、腹診で腹力軟弱

体調不良の原因と、前述の証を判断するために、東洋医学では脈と舌とお腹を中心に診察します。肌荒れで受診しているのに脈を診たり、イライラで受診しているのに冷えについて尋ねたりと、違和感をお感じになることもあるかもしれませんが、これは体質や病気の段階、不調の全体像も踏まえて薬を選択するために必要なことです。

治療

いばクリニック 診察室漢方診療では症状だけでなく、証も考慮して薬を選択します。そのため、同じ症状や疾患でも体質によって薬を使い分けたり、1つの漢方薬で複数の症状を治療することもよくあります。病気の原因だけでなく、元来の体質を重視し、全体的に症状を治療することが漢方診療の魅力です。
西洋薬と漢方薬の併用も大部分は可能で、両者の長所を生かして効果的に治療できる場合もあります。ただし、一部に併用できない飲み合わせや注意が必要な飲み合わせもありますので、服用されているお薬についてのご確認をお願いいたします。
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